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FURUTECH NCF Clear Line-RCA 試聴記


FURUTECH NCF Clear Line-RCA

NCF Clear Lineシリーズに、新しくRCAの空き端子に接続するラインオプティマイザー(NCF Clear Line-RCA 税込28,380円)と、バランス入出力に接続するラインオプティマイザー(NCF Clear Line-XLR(F/M) 税込39,380円)が登場いたしました。

以前、電源の空きコンセントに差し込むNCF Clear Lineを試した時に、思いのほかハマってしまい、自宅用に3個も買ってしまいましたが、今回のラインオプティマイザーも同じような効果が出るのか、期待と(散財の)不安の入り混じった、複雑な気持ちをいだきながらの試聴となりました。


フルテックの公式サイトによりますと、以下のような構造と特徴がアナウンスされていました。

①内部構造は、チューブ状のαOCC非磁性ロジウムメッキのワンピース構造導体ピンに、フルテックの耐熱性NCF液晶ポリマー樹脂が注入されています。
②ハウジング本体は制振性の高いステンレス、外側はハイブリッドNCFフォージドカーボンファイバー、特殊クリア硬質コート塗料によるハードクリアコートを重ねた4層構造。
③半密閉の空気室を設けており、振動に対して内部の空気圧が抵抗になります。またエンドカバーもNCFの耐熱性液晶ポリマー樹脂製となっています。
④コレットチャック式となっており、ハウジングを緩めて空き端子に挿入した後に、再び締めてロックして使用します。なお、特殊な制振ステンレスネジで適切なトルクで固定されているため、自身で分解・改造しないようアナウンスされています。

前回のNCF Clear Lineと同様、音質に対しての変化の方向性とその可変量に関しては似たような改善効果があるように思いました。
まずは音場がクリアになりました。エコー感も綺麗に出ますし、録音空間の空気感も非常にダイレクトに伝わってきます。こうした変化が一聴してすぐわかるほどの改善度があるように思いました。もう少しわかりやすく言いますと、音楽がより色濃く感じられるとでも言いましょうか、より音楽の世界に深く入り込んでいけるような、そんな感じがします。こうした変化が非常にダイレクトに伝わってきます。
電源コンセント用のNCF Clear Line同様、コストパフォーマンスの高い製品であるということが分かりました。

ACOUSTIC REVIVE RES-RCA

こうした機器の空き端子に差して音質向上を図る製品に、ACOUSTIC REVIVEのリアリティエンハンサーがありますので、そちらとの比較も行ってみました。
こちらの製品も機器の空き端子に装着して音質向上を図るもので、役目としては同じものですが、フルテックはNCFがウリですし、アコースティックリバイブは内部配線にPC-TripleC/EXを採用したハイグレード品であります。価格は4割ほど高くなりますが、ちょっと試してみました。

様々なジャンルを聴きましたが、総合的に判断すると、FURUTECHのほうが安定した低音というか、低域の押し出しは強い印象でした。しかし中高域の解像度はACOUSTIC REVIVEのほうが優る感じでした。このあたりはPC-TripleC/EXの効果なのかなと思います。しかしこのサウンドバランスの調整は、このブログをお読みの皆様の普段お使いになられているアンプやスピーカーの性格と、ご自身の理想のバランスとをかけ合わせてチョイスされればよろしいかと思います。

こうしたオーディオアクセサリーひとつでもトータルの音質の変化があるところがオーディオの奥深いところでありましょう。ここまでくれば音の良し悪しではなく、ご自身の「好み」に合うかどうかというところになっていきます。そうしたご自身の理想の音楽環境を目指して構築していくところにオーディオの最大の面白さがありますね。

以前このブログでACOUSTIC REVIVEのリアリティエンハンサーの試聴記を載せたことがありますので、ご紹介させていただきます。ご興味のある方はクリックしてお読みいただけるとありがたいです。
なお、ACOUSTIC REVIVE製品はこの記事の価格から価格が値上がりしておりまして、現在は税別41,800円(RCA)と52,800円(XLR)となっておりますのでよろしくお願い申し上げます。