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ISOTEC V5 SIGMAS 展示いたしました


ISOTEC V5 SIGMAS

イギリスのパワーコンディショナーメーカーであるISOTECから、新しくリニューアルされたV5シリーズが発売になり、このシリーズ最新モデルのV5 SIGMASを展示いたしました。

前作のEVO3 SIGMAS (税込定価605,000円)から大幅に上がって、税込定価880,000円となりましたが、外観デザインは非常にシンプルになって高級感があります。
表面には小さなパイロットランプが二つ並んでいるだけで、他にスイッチ等は見当たりません。しかし、底面右端に2つのスイッチがありまして、前段のソースコンポーネント用と、後段のパワーアンプ等の高電流用のパワースイッチがありまして、そこで電源のON/OFFができます。
コンセント口数はEVO3と比較して、パワーアンプ等の後段用で高電流機器用の出力を新たに2系統から3系統に増設して、前段用でソース・コンポーネント用に設計された中電力用の出力はEVO3と同様の4系統を装備しています。後段用の高電流機器用の3系統のフィルターは、V5 TITAN(税込定価935,000円)で使用する「DCD(Direct Coupled Design)フィルター」を本モデル用に軽量化(ディチューン)を図って搭載。DCDには独自設計の大電流チョークを採用し、電力伝送を向上させています。入力端子と各出力端子間だけでなく、各出力端子全てが絶縁されており、電源エネルギーを忠実に伝送しながら、色付けがなく、ノイズ低減効果に優れ、さらに躍動感は損なわないというデルタフィルターの良さを極限まで高めています。

ISOTEC V5 SIGMAS 背面端子

各コンセントはそれぞれ専用のクリーン・パワー・ネットワークを備えており、ハイエンド・オーディオ・システムを完全にアップグレードするだけでなく、危険な電源サージや電圧スパイクから保護することができます。
また、並列接続されるフィルター群と出力コンセント群は、1点から放射状に分岐して共通インピーダンスを追放した「STAR CONNECTION(スター結線)」を採用しています。これによりフィルター間や出力コンセント間の相互干渉を防いでいます。

メインの電源ケーブルを接続する端子の右横に白色の丸いコネクターがありますが、これは別のISOTECパワーコンディショナーを接続するためのパワコン端子です。接続する機材が増えてコンセントを増設したい場合に役立つ機能です。このパワコン用のケーブルも1ⅿもので税込73,150円からオプションで用意されています。このオプションケーブルはグレードによって様々なケーブルがありますので、ご予算に応じてチョイスすることができます。

EVO3 SIGMAS

EVO3 SIGMAS 背面端子

さて、ここからは実際に接続をして、前作のEVO3 SIGMASと、最新のV5 SIGMASの聴き比べをしてみたいと思います。
EVO3 SIGMASはEVO3シリーズの中核機種で、今回のV5 SIGMASの登場により、生産完了になったモデルで、10A低出力/前段機器用コンセントが4系統と、16A高出力パワーアンプ用コンセントが2系統の出力を持つ製品です。CDプレーヤーやアナログプレーヤー等の入力機器用が4系統と、アンプ系の増幅機器用が2系統で、1台でシステムの電源供給がまかなえる使い勝手が良い製品です。
今回は、より音質的違いがはっきり表れそうなディスクを3枚選びまして比較試聴いたしました。
1枚目はAccuphaseの初代デモンストレーションディスクの中から「モーツァルト ピアノソナタ第8番 イ短調」です。使用しているピアノはスタインウェイのようですが、ピアノの響きが非常に美しく感じます。
2枚目はAnonymous 4という女性4人のコーラスグループで、中世聖歌を歌うために結成された団体で、4人のヴォーカルアンサンブルがひときわ美しく響きます。北スペインのブルゴスにあるラス・ウエルガス女子修道院で収録された音楽は、独特の石造りの大聖堂の響きが心地良いです。
3枚目はアメリカ、シェフィールド・ラボのCrème de la Crèmeでジャズ・フュージョン系のゴキゲンなサウンドを聴かせてくれる「The Higher You Rise」です。スピード感のあるドラムとベースのタイトなサウンドが素晴らしいです。
EVO3 SIGMASとV5 SIGMASの音質比較では、予想以上に差がついた感じです。ノイズレスな感じは両方ともあるのですが、一番の違いは「エコー感」とか「空気感」でしょうね。音楽ジャンルや録音状態にもよりますが、V5 SIGMASのほうが空気が澄んでいる感じがあります。クリンエアというかフレッシュエアを感じます。「透明感」と言ってもいいかと思います。そうした澄み切った空間の中での音楽は本当に心地よく感じます。こうしたノイズレスな空間で、音楽を聴いてみると、これはたまらなく贅沢な時間だというのを実感しました。
皆様も是非当店にお越しいただき、V5 SIGMASのクオリティをお確かめください。

最後に、ISOTECの国内輸入元である㈱ナスペックのウェブサイト、ISOTECのトップページに記載されている文章をご紹介したいと思います。非常にわかりやすい表現だと思いますので是非お読みください。

全てのHi-Fiオーディオ・AVコンポーネントにおいて、最初に入力されるのは他ならぬ電気です。私たちの耳に届くスピーカーからのサウンドやスクリーンに映し出されるヴィジュアルは、家庭用の電気が姿、形を変えたものと言うこともできるでしょう。オーディオにおける信号の流れは、事あるごとに上流から下流へ流れる水に例えられますが、上流が汚れていたり流れの悪い所があると、いくら高級なコンポーネントやアクセサリーを導入してもそのパフォーマンスが十分に発揮される事はありません。最も上流に位置する電気こそがまさに全ての源なのです。
しかし、発電所からユーザーのオーディオルームに至る長い過程の中で、様々な要因により電気ノイズが含まれ電源が汚染されていきます。その電気ノイズの種類はDifferential Mode Noise(ディファレンシャル・モード・ノイズ)とCommon Mode Noise(コモン・モード・ノイズ)という2つの種類に分類されます。IsoTekのパワーコンディショナーはこの2つのノイズ対策に貢献し、コンポーネントのパフォーマンスを最大限引き出します。ぜひあなたの家にもIsoTek製品を導入してください。必ずご満足いただけると確信しています。