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MONITOR AUDIO PL-200Ⅱ 展示いたしました


PL-200Ⅱ

先月のTAD-ME1に続いて、MONITOR AUDIOのPLATINUM Series Ⅱの中からPL-200Ⅱを展示いたしました。

実はこのスピーカーは今年の2月頃にデモ機をお借りして聴く機会がありました。その時に非常にいい感触を得まして、それからしばらくして展示機のオーダーを入れていたのですが、納品までに結構時間がかかりまして、結果TADの方が先に入荷してきたという訳であります。

PL-200Ⅱの好印象だったところは何点かありますが、第一点はサイズです。市場ではこの上のPL-300Ⅱが注目を集めており、昨年の当店のイベントでも高評価を得ておりましたが、当店はスペースにも限りがありPL-300Ⅱは見送りました。PL-200Ⅱはサイズ的に当店にジャストフィットな感じでした。またこれからのリスニング環境を考えれば大型スピーカーはなかなか導入が厳しくなると予想されるなかで、このサイズ感は若い世代のオーディオファンにも受け入れやすいと思います。

第二に肝心の音質です。SeriesⅡになってユニットも大きく進化してサウンドクオリティもかなりのレベルアップが感じられました。まずはツイーターユニットです。MPDトランスデューサーと名付けられたユニットは、かのハイルドライバーの発展型ともいえるプリーツ形状の振動板が特徴で、100kHzまでの超高域再生を可能にしながら歪み感の無い素直でフレッシュな音がします。中低域のユニットは従来のRDTという複合素材の改良でRDTⅡに進化しました。変更点は背面の振動板素材をカーボンファイバー織布に変更して制振性を向上させたとのことです。もう一つDCFというナイロン製のリングで振動板の背面に取り付けられ、効果的な高域減衰が得られる一種のフィルターとして働きます。またツイーターを除いた各ユニットは、それぞれテンションロッドによってエンクロージャーの背面から引っ張る形で固定されています。ユニットの均一な締め付けとエンクロージャーの剛性アップにもつながる優れた固定方式です。
こうしたオーバーオールなリニューアルにより音質は現代のハイエンドスピーカーが目指しているディティールの表現力や音場感・空気感を有しながら低音の厚みや量感も併せ持つウェルバランスなスピーカーシステムへと進化しました。

第三のポイントはキャビネットの質感と仕上げの美しさです。前作もきれいなスピーカーでしたが、さらに磨きがかかりました。11層にも及ぶピアノラッカーコーティングが施され、バッフル面には自動車・船舶のシートなどに使用されるAndrew Muirhead社のブラック・イングルストーン・レザー(天然皮革)を採用。またリアバッフルには特徴的な曲面が与えられ、音質的にも一役買っているものと思われます。

このスピーカーシステムが1ペア110万円というのは、近年のハイエンドオーディオの価格高騰を考えれば良心的な価格と言えましょう。ユニット構成でいえばB&Wの804D3が直接のライバル機種となるでしょうが、804D3がピアノブラック仕上げで1ペア152万円でPL-200Ⅱはその3割弱と割安感があります。サウンドクオリティは同じとは言えませんが今回の800D3シリーズはあまりに高くなりすぎました。当然それに見合うクオリティアップはあるわけですが、それでもすぐに飛びつける価格ではないことは事実でしょう。そんな中で次の選択肢になるのがこのPLATINUM Ⅱシリーズであろうと思います。オーディオ、特にスピーカーは個性が出ますのでリスナーとの相性が重要です。故にこれといった定番の組み合わせは本来存在しませんが、この2機種は音楽ジャンル的にも守備範囲が広く、比較対象の候補になり得ると思います。その中での価格差ですので、これはそれぞれのリスナーの好みと考え方で選択されればいいと思います。当店には804D3は展示がありませんが、803D3がありますのでそちらとの比較が可能です。価格差はかなりありますが比較をしてみる価値は十分にあると思います。ご愛聴盤をお持ちいただき、ご来店をお待ちいたしております。            (記  遍照) 

PL-200Ⅱ リアビュー