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FURUTECH NCF CLEAR LINE 試聴記 その2


前回のNCF Clear Lineの自宅試聴の結果、見事にハマってしまって3個を導入することになってしまいました(笑)。

自宅はデジタル系とアナログ系を分けて給電しております。フルテックさんからデジタル系とアナログ系を分けての検証はしておらなかったようで、レポートのご要望もあって自宅で検証してみました。

デジタル系はCDトランスポート、DAコンバーター、マスタークロックジェネレーター、NAS。アナログ系はプリアンプ、モノラルパワーアンプ2台、アナログプレーヤーを接続しています。コンセントボックスはACOUSTIC REVIVE RTP-6とCSE H-63CLでそんなにいいものではありませんが、壁コンはGTX-DとNCF-Boosterを使っています。

まずデジタル系とアナログ系のそれぞれの変化と、アナログ系に2個装着した場合の印象を述べたいと思います。
➀デジタル系での変化
まず音の滲みがなくなりました。この変化はマスタークロックジェネレーターをつないだ時に感じた変化に似ております。音の輪郭にわずかにあったトゲのようなものがなくなってピントの合った写真のような世界を感じることができました。SN感が上がったということが十分実感できる変化でした。一言で表現すると透明感のあるクリアな音になったという印象です。

②アナログ系での変化
まず低域の力感が増しました。ベースの弾む低域やバスドラムの力強さとその輪郭がはっきりして、聴いていて心地良いです。これもSN感の向上によるものだと理解しております。外してみると音楽全体がベチャッとした感じに聴こえてしまいます。ご飯に例えると水分量を多めに炊いたものと適正量でホクホクツヤツヤなご飯の違いのような感じですかね。こちらは低域方向の改善度が増して音楽の中にノッていける音になりました。

③アナログ系でNCF Clear Line2個使い
音質的にはこれはなかなか強烈でした。1個使いよりもさらにクオリティが上がりました。音楽全体が浮かび上がる感じがして、更にノリノリで楽しい音になりました。アナログ信号の場合はより効果的なのかもしれません。(デジタル系での2個使いは試してみませんでしたが、こちらはそれほど変わらないと予想します)

こうして試してみると、最近のNCFアクセサリーはなかなかたいしたもんだなと実感いたしました。その中でもNCF Clear Lineは個人的には非常に大きな変化を感じることができ、電源廻りのアクセサリーの中でも傑出した製品と評価しました。それと同時にコンセントボックスの古さが課題になってきました。特にCSEの「弁当箱」は何とかしないとなあ・・・。と切実に思った次第でありました。