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ウィリアムス浩子さんご来店!


12月4日(金)午後、ウィリアムス浩子さんが来店されました。
静岡市のジャズクラブ、LIFETIMEで何回かライブを見た時にご挨拶をさせていただき、オーディオ好きの浩子さんは私の名刺を見て「またお店にも寄らせていただきます。」と言われて、時は流れて数年、「やっぱり来てくれないよな・・・」と思っていたら、数日前に突然「お店に寄りたいのですがいいでしょうか?」との連絡がありましてびっくりしました。その時には電話口で「私はウィリアムスといいましてジャズシンガーをやっているものです」と言われて私は「あれ、ウィリアムス浩子さんですか?」と思わず叫んでしまいました(笑)。
そして晴れて本日ご対面となったわけです。

今年は新型コロナウィルスの影響で、エンターテイメント業界も深刻な打撃をうけており、ジャズライブ等もほとんど中止といった状況で、実際の活動はかなり制限されているのが現状です。そんな中で現在は来年の春発売予定のニューアルバムの制作に、じっくり時間をかけて取り組んでいるとのこと。もともとアルバムの音質に強いこだわりを持つウィリアムス浩子さんですので、このアルバムは楽しみです。

今回来店された理由は、ライブ活動も制限される中、オーディオショップでのディスクの露出を増やして、オーディオファンの方にウィリアムス浩子さんの音楽をより一層聴いていただきたいという思いがあったようです。
当店でも従来よりMY ROOMシリーズのディスクは取り揃えており販売させていただいていたのですが、このところ在庫枚数も少なくなり販売も停滞していた時期でしたので、これを機にCDとアナログレコードを取り揃えて改めて「ウィリアムス浩子コーナー」を作ることにしました。

当店でアキュフェーズのセパレートアンプC-3850 + A-75とB&W 803D3のリファレンスシステムで聴いていただきましたが、さすがミュージシャンでオーディオ好きの浩子さんは音質の判断は適確でしたね。楽器の音色にもミュージシャン独特の鋭い感覚ですごいなと思いました。スピーカーをSonus faberのELECTA AMATORⅢに替えたら浩子さんの感覚にはすごくマッチしたようで「いいスピーカーですね」とお褒めの言葉をいただきました。

ウィリアムス浩子さんのご尊父は、もう故人になられましたが、著名な写真家でオーディオマニアでクラシック愛好家でもあったようです。TANNOYのスピーカーがあった記憶があると浩子さんはおっしゃっていました。芸術家としてのセンスはまさに父親譲りといったところでしょうか。やはり血筋を引いているということなのでしょう。しかしそうしたDNAだけで成功するほど甘い世界ではありません。ここまで来るのにどれほどの努力と挫折、そしてチャンスを引き寄せる運にも恵まれてきたことでしょう。様々な経験を経て、人の心を打つ癒しのヴォーカルは磨きがかかってきました。
こうして日本を代表するジャズヴォーカリストに成長したウィリアムス浩子さんが、地元静岡の小さなオーディオ販売店のなかでオーディオ談議に花を咲かせるという私にとって贅沢な時間を持つことができました。お店でいろいろなお話をお伺いさせていただきましたが、物腰の柔らかい優しい話しぶりで何か「ほんわかした」お人柄が印象的で、ますますファンになってしまいました。

晴れて「ウィリアムス浩子コーナー」も完成しましたので是非お立ち寄りくださいませ。それぞれサイン入りのデモディスクを用意しましたのでご試聴もできます。またMY ROOMシリーズのアナログディスクはレコードの良さが十分感じられる優秀録音盤です。こちらのご試聴もお待ちしております。
またこの12月より「MY ROOM for Christmas」の24bit/192kHzのハイレゾ配信がe-onkyoとmoraで始まっております。この「MY ROOM for Christmas」はアナログレコードも発売になっております。従来の「MY ROOM side1~4」のハイレゾ配信も両サイトで行っておりますので合わせてご案内いたします。当店ではこのハイレゾ音源とCDディスクおよびアナログディスクの比較試聴も可能となっております。