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ESOTERIC プリメインアンプ F-03AとF-05


F-05

今月末に行われますESOTERICの試聴会イベントで使うプリメインアンプ F-03Aがしばらく前から当店に入荷しております。

イベントは一体型SACDプレーヤーのK-01Xs/K-03Xsの魅力を引き出そうという内容で、アンプはF-03Aを使ってB&Wの803D3をドライブするというものです。当店にはF-03Aの弟モデルF-05を展示しておりますが、F-03AとF-05を聴き比べをしてみたいという方は是非この機会をご利用いただければと思います。

あらためてF-03AとF-05の違いを調べてみると、共通点が多いのに驚きます。一番の違いはF-03Aが純A 級動作に対して、F-05はAB級ということですね。それ以外の部分はプリアンプ部や電源トランス、コンデンサー容量、シャーシ構造等を含めてすべて共通です。その他の違いは操作部のポケットの有無、入力セレクターとボリウムノブの照明の有無、フットの構造がピンポイントフットかどうかという3点のみです。Class Aか否かは大きな違いですが、そのための違い(実際はそれ以外の部分の違いにも当然コストがかかります)が27万円というのが妥当かどうかは人によって判断の分かれるとこでありましょう。

F-03A

ところで、今回の試聴会でESOTERIC独自のES LINK Analogという電流伝送方式と通常伝送の比較をするということがありますが、よくよく考えてみたらF-03AはES LINK Analogの入力はないはず。ひょっとして価格改定のタイミングでES LINK Analogの対応をしたのかな?などと思っていたら、そうではありませんでした。なんとES LINK Analog入力ボードが装着されていたのです。私も知らなかったのですが、6月からオプションボードとして発売になっていたのです。価格は5万円。今まではDACボードが出ていてDAC内蔵プリメインアンプとして使えるようになっていましたが、エソテリックさんやりますねえ。このボードはFシリーズのプリメインアンプ3機種とGrandioso F1に使用できます。Grandioso F1は本体にES LINK Analog入力がありますので、このボードを使うことによって2系統の入力を持つことが可能になります。調べてみるとフォノイコライザーアンプのE-02はES LINK Analogの出力を持っており、あのピュアでエネルギッシュな音を可能にする伝送方式がアナログレコードで楽しめるのはかなり魅力的であり一度聴いてみたいなと思いました。

OP-ESLA1

さて肝心な音の違いですが、当然といえば当然ですがA級アンプとAB級アンプの違いがはっきりと出ました。F-03Aは音の角が丸くて上品な印象です。トロっとしたA級アンプ独特の甘み・旨味を感じることができます。それでいて細かいディティールの描写は正確でクオリティの高いサウンドが楽しめます。F-05はF-03Aほどの温度感はなく、ややドライな感じがありますが、フレッシュ感はF-03Aを上回ります。一言で表現するならばF-03Aは「熟練の音」に対して、F-05は「鮮度感」という言葉に集約できると思います。
当然組み合わせるスピーカーや音楽ジャンルによって印象も変化していきますが、一番重要なのはリスナーの音色的好みとマッチするかというところです。これは相性というか好みの世界なのでこれといった方程式はありません。ご自分の感覚が頼りです。その好みや感覚の部分を抜きにして、純粋にクオリティだけを考えれば、F-03Aの方が上に行くと思いますが、27万円という価格差を考えれば結構いい勝負だと言えるかもしれません。