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オーディオフェア in すみやサウンドギャラリーの見どころ・聴きどころ D&M編


11月5日(土)、6日(日)に開催する「オーディオフェア in すみやサウンドギャラリー」の見どころ・聴きどころを紹介するコラム。今回はD&M編です。
ディーアンドエムホールディングスはDENONブランドとmarantzブランドを統括する持ち株会社です。また海外ブランドの輸入業務も行っており、B&W、DALI、audioquest等の輸入代理店となっています。
今回はB&Wの802 D3、805 D3の2機種とmarantzのSACDプレーヤー SA-10のご紹介をいたします。なお先日発表になったB&W 800 D3は、申し訳ありませんが日程の都合で用意できませんでした。
ニュー800シリーズは5年の歳月をかけて大幅にリニューアルされました。前作と同じものはツイーターユニットのダイアモンド振動板のみといわれるほど進化しましたが、一番の改良ポイントはミッドレンジのコンティニュアムコーンといわれています。アメリカのデュポンが開発したケブラーに変わるこの新素材は、B&Wのオリジナルの開発によるもので8年の歳月を要しました。このミッドレンジユニットの他にもウーハーユニットのエアロフォイル・コーンだったり、タービンヘッドの素材も前作のマヌラン(不飽和ポリエステル樹脂)からソリッド・アルミニウム製に変更したり細かい改良点を挙げればきりがないほど全面的に見直されました。その結果、一聴して別物と分かるほどサウンドは変化しました。シリーズ共通の音色的特徴としては、音の粒立ちが良く見通しが良いこと、音数が多く音の分離度(解像度)が高いこと、
サウンドステージが広大かつ明瞭で演奏者の姿が目に見えるほどのリアリティを感じること等、全てを言葉で表現するのが困難なほどの魅力あふれる製品になりました。そのサウンドと引き換えに価格も802 D3ではペア360万円と一気にハイエンドスピーカーの仲間入りをしてしまいました。末弟の805 D3でもペア92万円、スタンド付では100万円という高級品になりました。しかしそのサウンドを聴けば価格に見合うクオリティは実感できると思います。
一方、マランツはSA-10という新しいリファレンスSACDプレーヤーをリリースしました。この製品の最大の特徴はマランツオリジナルのディスクリートD/Aコンバーター「Marantz Musical Mastering」を搭載したことです。一般的なDACチップを使わず、基板上でDACを組んで独自のアルゴリズムで動作させるという手の込んだ手法をとりました。私の記憶が正しければ、国内でのディスクリートDACは1986年のAccuphase DC-81以来の出来事だと思います。その音質はスピード感とシャープさに溢れ、従来のマランツサウンドとは一線を画し、新世代マランツを感じさせる製品となりました。

B&W 802 D3

B&W 805 D3

marantz SA-10