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Accuphase AD-2850


画像説明文

せっかくフォノイコライザーユニットAD-2850も借りたので、こちらのチェックもしました。比較対象はLUXMAN E-250(定価128,000円)。AD-2850が220,000円なので、価格差はどうしても音に出てきそうですが果たしてどうでしょうか?・・・。

AD-2850はC-2800シリーズ専用のビルトインタイプのフォノイコライザーユニットなので単体フォノイコライザーアンプのようにラインケーブルが必要ありません。このダイレクト接続が音楽のスピード感とか鮮度を上げているように思います。確かにカタログでも究極のSN比をうたっており、ヌケの良い解像度の高い音が楽しめます。それを感じさせてくれたディスクが1983年リリースのCASIOPEA 「PHOTOGRAPHS」でした。カシオペアの絶頂期のアルバムと言ってもいい作品で、完成度の高い優秀録音盤です。ジャケット写真を見るとみんな若いですねぇ。何といっても向谷 実の細いこと・・・(笑)。
こうしたフュージョン系のディスクはキレの良さと鮮度感が魅力ですので、AD-2850は抜群の相性でしたね。アキュフェーズのプリメインアンプでも、オプションボードという形でフォノイコライザーボードやDACボードが出ていますが、これも回路を短絡的に結べるというメリットがあり、音の鮮度を保つには最適な方法だと思います。ただ唯一の難点は専用品になるため他のメーカーに使えないというところでしょうか。

LUXMAN E-250は上級機EQ-500のノウハウをつぎ込み、フォノイコライザーアンプとしてのクオリティを保ちながらコストを抑えた、一般庶民にはありがたい製品です。音色もアキュフェーズと異なり、独特のウォーム感があり、これはこれで魅力的な製品です。またラインケーブルの吟味で音色のコントロールもできますね。これと抜群の相性を示したディスクが、ここ最近話題になっているウィリアムス浩子の「MY ROOM the LP vol.1&2」でした。これはウィリアムス浩子さんがリリースしているMY ROOMシリーズというミニアルバムside1~side4の 4枚を2枚のアナログディスクにまとめたもので、当初からアナログディスクを意識したアルバムづくりをしていたそうです。また彼女は静岡市出身なこともあり親近感が沸きますね(笑)。
E-250はウィリアムス浩子さんのしっとりとした癒し系のヴォーカルがとても美しく響いて、なんとも心地よく幸せな気分に浸れます。